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2025年
「資本論」学び社会変えよう 京都大前「赤本」宣伝
日本共産党京都府委員会は10月3日、京都市左京区の京都大学前で『Q&A いま「資本論」がおもしろい』(赤本)を広げる宣伝活動を実施しました。
堀川あきこ衆院議員が、学生に向け資本主義社会の矛盾と変革の必要性を訴えました。
堀川氏は、多くの人が資本主義のままでいいのかという疑問を持ち始めていると述べ、賃金が上がらず、将来不安や過労死、気候危機といった問題が、資本主義の仕組みから生まれていると強調しました。

過労死が最も多い職種となっているトラックドライバーの働き方に触れ、労働者が働いて生み出した富を資本家などが横取りしているのが搾取だと強調。マルクスの「資本論」が搾取の仕組みを解き明かし、同時に労働者階級が社会変革の主体として成長・団結したたかいを呼びかけている点に魅力があると訴えました。
シールアンケートに学生が次々と足を止めました。堀川氏が「『資本論』 にはどうやって矛盾を乗り越えていくかが描かれている」と話すと「『資本論』は学生時代に一度は読んでみたいと思ってます」(大学2年・男性)など対話が弾みました。

次の社会に進むことができと明らかにした②次の未来社会とはどういうものかを展望し、各個人の完全で自由な発展を基本原理とすることが書かれている③労
働者と人民にたたかいを呼びかけた「変革と希望の書」である」と語りました。その上でいま『資本論』を学ぶことは、共産党がめざす豊かな内容を国民に語
り、希望を広げていく道になるとして、「この取り組みを沖縄から進めて、新たな運動をともにつくっていこう」と呼びかけました。
鶴渕賢次県委員長代理は、講演会冒頭のあいさつで来年たたかわれる県知事選と統一地方選を勝利するためにも、『資本論』を学んで県党が理論的確信を深め、強く大きな党をつくっていく意義を述べました。
(しんぶん赤旗2025年10月6日付掲載)