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2025年
2025年09月27日
美浜原発、核ごみ無造作―新増設めぐり 辰巳・堀川氏ら視察
日本共産党の辰巳孝太郎、堀川あきこ両衆院議員は25日、関西電力が原発の新型炉建設に向け、地質調査を11月に再開するとした美浜原発(福井県美浜町)を視察しました。藤野保史元衆院議員、佐藤正雄党県副委員長、山本雅彦原発問題住民運動全国連絡センター代表委員が同行しました。
同原発では、美浜1、2号の廃止措置を進めている一方、運転開始から48年経過の美浜3号が稼働しています。県と約束している使用済み核燃料の県外搬出については、使用済み核燃料を空冷保管する乾式貯蔵施設を原発内に設置して2030年ごろに運用開始し35年末までに県外の中間貯蔵施設に搬出開始する計画ですが、中間貯蔵施設の場所は不明です。
辰巳、堀川両氏らは、1号機の廃止措置の現状や3号機の竜巻対策、乾式貯蔵施設や地質調査の場所などを視察しました。
辰巳氏は3号機の竜巻対策工事について「強度不足の告発があったが、非破壊検査で問題なしとしているのは、信用できるか疑問が残る」と述べ、堀川氏は「放射性廃棄物が仮置き場に無造作に置かれていることにびっくりした」と話しました。
藤野氏は「能登半島地震を見ても、地盤が4メートル隆起するなど、大地震では地盤がむちゃくちゃになる」と話しました。
(しんぶん赤旗2025年9月27日付掲載)



