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2024年

2024年12月08日

学費無償化を実現したい―NHK日曜討論、堀川議員が決意


日本共産党の堀川あきこ衆院議員は8日、NHK「日曜討論」で、国会で何を実現したいか、裏金事件が示す政治のゆがみ、若者の政治参加について、総選挙で初当選した各党の新人議員と討論しました。

司会者は国会で取り組みたい政策を質問。堀川氏は、高すぎる学費による親の苦境も見てきたと述べ、「学費負担の実態はもう限界をとうに超えている」と告発。地元の京都市や京都府に実態を繰り返し届け、支援策を勝ち取ってきた経験を紹介し、「やっぱり国が変わらないといけない。今学費値上げの流れがあるが、絶対(値上げを)ストップさせて学費無償化にかじを切る政治を実現したい」と決意を語りました。

堀川氏は、裏金問題への国民の怒りの根底には、物価高騰の中で「底の抜けたような暮らしの実態」があるとして、「裏金問題は、お金の力で政策がゆがめられてきたことをあぶり出した」と指摘。「私の世代は非正規の雇用が増えていった世代だ。これは企業が求め、企業から献金を受け取る中で、雇用のあり方がどんどん変質させられてきたことを肌身で感じている」と述べ、政治をゆがめる企業・団体献金の禁止を求めました。自民党の向山淳衆院議員、国民民主党の福田徹衆院議員は企業・団体献金禁止に反対しました。

現役世代に向けた政策がテーマに。堀川氏は、世代間を対立させるのではなく抜本的な賃上げと消費税減税をと述べ、「今暮らしが本当に大変なので、そこを救済していく政策がどうしても必要だ」と強調。財源の確保のために社会保障を削るという議論を批判し、「大企業や大金持ちに応能の負担をしてもらう、あるいは軍事費のお金の使い方を改めることで十分財源は確保できる」と強調しました。

若者の政治への関心を高め、参加を促すために何が必要かとの質問に堀川氏は「自分が政治に参加する、投票することで政治が動くんだという経験がすごく大事だ」と指摘。「今回は選挙で国会の力関係が大きく変化し、面白い状況になってきている。国民の皆さんとともに、政治を動かしていく状況をもっと広げていきたい」と語りました。
(しんぶん赤旗2024年12月10日付掲載)

「日曜討論」に出演、裏金問題の徹底追及、学費無償化への決意を語る。(2024年12月8日、NHKテレビから)