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京都の地下を巨大トンネルで貫く北陸新幹線の延伸計画を巡り与党プロジェクトチーム（PT）が年内にルートを決定しようとするなか、計画ストップを求めるデモが12月8日、京都市内で行われ310人が参加しました。

15の団体・グループが呼びかけたもの。参加者は雨の中、京都市役所前から円山公園まで行進し、「京都の宝、地下水守ろう」「京都の地下に巨大トンネル、自然破壊は許さない」と唱和しました。

市役所前では各地の住民が「酒造組合も、府と京都市に地下水に影響を及ぼさないルート選定をと要望書を出した。京都の自然や商売、生活を壊す計画は断念を」（伏見区）、「ヒ素を含む対策土によって農業用水や生活用水が汚染されれば生活できなくなる」（右京区京北）と訴えました。

日本共産党の倉林明子副委員長・参院議員、堀川あきこ衆院議員が参加し紹介されました。

与党PTが来年度着工を狙う一方で、自民党内からもルート再考を求める発言が相次ぐなど、計画の行き詰まりと破たんは明らかになっています。
（しんぶん赤旗2024年12月10日付掲載）